皮膚科

顔の真ん中にニキビや季節の変わり目に小さなニキビ

写真 (3)

毎月ある時期に定期的に鼻の下に白くて痛いニキビができていました。大きさもかなり大きく、中から膿のようなものが出た時もあります。角線のつまりのせいではなく、肌の内部からのトラブルのように思えました。また、季節の変わり目には口の周りに赤くて小さなニキビがぷつぷつと出来ていました。そちらはすぐに潰れ、たまに少量の出血もしていました。どちらも体調が良くない時には悪化し、さらにストレスの原因になっていました。

顔の真ん中に目立つニキビ

顔の真ん中に目立つニキビがあることで、まず人と会いたくなくなりました。

マスクを使っても食事をする時取らなければならないのが億劫でした。また、触ると痛いのですがかえって気になってしまい、自分で触って潰してしまうなど悪化させてしまいました。

口の周りも無意識に触ってしまうので指に血がついたりして紙や本を触る時にうっかり汚してしまうこともありました。なにより、「不潔そう」と思われるのが辛く、しょっちゅう鏡を見て落ち込みながらメイクで目立たないようにしていました。それでも盛り上がったニキビは目立ってしまうので、自分の顔を確認するのが苦痛でした。次第に服屋さんやメイク道具を買いに行くのも辛くなってしまいました。

婦人科系に効く漢方薬(かみしょうようさん、ふほうとうきこう)を飲み、甘い物を控えました。また、疲れた時にはビタミン剤を服用し早く寝るなど根本的に疲れをとる方法を選びました。また、厚化粧は控え、ノンケミカルの日焼け止めとミネラルファンデーションにチークのみのメイクに切り替えました。

もともと敏感肌で、基礎化粧品には気を使っており、鼻の下と口周りにはニキビがでないことから、化粧水などには問題はなく、なにか別の要因があるのではないかと考えました。体の不調も感じていたので、内科を受診し、その後婦人科を受診しました。

漢方薬の効果が出るにつれてニキビも改善

内科では疲れをとるビタミン剤を処方され、婦人科系ではホルモンバランスの乱れを指摘されました。ホルモンバランスの乱れは結構深刻だったらしく、二か月ほどはホルモン剤を服用しある程度整ってから、緩やかな効き目の漢方薬に切り替えられました。漢方薬は全くの無知だったのですが、ホルモンバランスの乱れが鼻の下のニキビにも出る、と言われたので、漢方薬を続けることにしました。

漢方薬の効果が出るにつれてニキビも改善されて行きました。

今ではたまにしか鼻の下にニキビがでることはありませんし、たまに出そうな予兆があるときは(白くぷっくり膨れてくる)、疲れが溜まっているのだと気付く事が出来、早めに対処できるようになっています。

また、身体全体の疲れが取れやすくなることで口周りの出血をともなうぷつぷつしたニキビも出なくなりました。私の様に、脂症ではなく、むしろ乾燥ぎみの敏感肌よりで、婦人科系にも不安がある人は漢方薬で体内から治療することはおすすめです。病院から処方される漢方薬なら比較的安価です。

肌は身体からの信号

食生活や睡眠を気をつけたり、基礎化粧品を見なおしたりと努力されていると思いますが、肌の表面を見るだけでなく、肌は身体からの信号だととらえて根本的な治療をしてみたらどうかと思います。

皮膚科だけでなく、その他の疾患が肌に出ることもあるので、私はニキビに助けられた部分もあるのかなと思っています。肌を清潔にしているはずなのにニキビが出る場合は、手当たりしだいに塗り薬を試したりイライラして自己嫌悪したりせずに、今自分は疲れていないか、他に苦痛な場所はないかなど振り返ってそちらからアプローチするのもありだと思います。

健康的な人はお肌もきれいなので。

-皮膚科
-, ,