中学生のころから悩んでいましたが、数年前まで顔全体に出ていました。
常に赤ニキビ、黄色ニキビ、白ニキビが顔のどこかに存在していました。そのせいで、普通の顔でも、赤らんで見えていました。化粧で隠せるほどの範囲ではありませんでした。だから成人式の時に撮った、横顔の写真は今でも見るのがつらいです。
市販のニキビ用化粧品などを使ったり、サプリメントを飲んだりもしましたが、多少おさまることはあっても、根本的な解決はできませんでした。
よくニキビが出た個所が、おでこや、口周り
まずは、化粧をしても楽しくないということです。
同年代の女の子で、肌のきれいな子と話すと、自分の顔が恥ずかしくてたまりませんでした。鏡を見るのもつらくて、男の子の視線も気になっていました。
周りの子たちは、普通に接してくれているのに、勝手に自分の中で、「みんな気を使って、ニキビの話に触れないようにしてくれているんじゃ・・・」とか思っていたりもしました。
ひとつのニキビが、状態が少し良くなってホッとしたら、気付いたらまた違うところに出来ていたりして、常に憂鬱な気分でした。
よくニキビが出た個所が、おでこや、口周りです。
それからこめかみのところもずいぶん悩まされました。もっと目立たない場所にできてくれたらいいのに、といつも思っていました。
使った化粧品は、オードムーゲや、エテュセ、それからCMで話題になったプロアクティブなど様々です。
また、ネットワークビジネスをされている方から、シャクリーという製品を分けて頂き、その製品とサプリメントも摂取していたことがあります。
シャクリーの製品は、肌荒れもなく、使用することでニキビ自体もできにくくなっていましたが、いかんせん値段が高すぎることから、購入をしなくなりました。
皮膚科で処方していただいたお薬
結果的に私が根本的な解決を得たのは、皮膚科で処方していただいたお薬でした。
処方されたのは、ディフェリンゲルという、にきびのできにくい肌にする塗り薬、それからダラシンTゲルという、抗生剤の入った塗り薬で、これは出来てしまったニキビの炎症を抑えるものです。
さらに、肌の保湿剤として、ビーソフテンローションというものと、内服薬としてビタミン剤をいただいてました。
こちらを、先生の指示通りに使用し、続けました。今もまだ、ニキビができることがあるので、ダラシンを塗ることがあります。
結局、市販のものを使っても治らなかったことと、その期間が10年以上になり、20代後半になっても治まりそうになかったことが、通院のきっかけになりました。
すでに、思春期は過ぎていて、大人ニキビとか、吹き出物、とか言われる時期だと思いました。
でも一向に鎮まる気配がなかったので、このままの肌だったらどうしよう、と不安になったのも、病院に行くことを後押ししました。
私としては、結果的にその選択をしてよかったと思います。
皮膚科に行ってみると、「ニキビはお医者さんで治療しよう」というポスターが貼ってあったり、高校生くらいの子でも、通っているようでした。
最初は、ディフェリンでかなり肌が乾燥し、痛いほどひりひりして、処方が間違ってるんじゃないか、と不安になったりもしました。でも、もう少し様子を見てみようと続けているうちに、ぽろぽろと角質らしきものがとれ、肌がつるつるとなってきました。
そして、気付いたらにきびの出る回数が減っていて、1年後にはだいぶ落ち着いていました。
初めに治療を開始してから、今で3年ほどになりますが、不摂生をしたり、乾燥がひどくなると、肌が荒れてニキビが出ることはありますが、昔のような全体に次から次に出る、ということはなく、安定しています。
それに、肌自体もなめらかになり、美容関係の方には、肌がきれいですね、といわれることまであります。
ニキビがひどかったときに出来てしまったクレーターに関しては、そのままの状態です。
だから、横顔で見ると、やっぱりちょっとクレーターが気になるし、肌も、ちょっと赤いかな、と思います。でも、化粧をすると隠れる程度なので、気にしないようにしています。
早めに自分にあった治療法を見つけられることが第一
ニキビがあるというのは、それだけで本当に憂鬱になるものだと思います。
早めに自分にあった治療法を見つけられることが第一だと思います。それが、化粧品であれ、サプリメントであれ、私のように皮膚科に行くことであれ、手段と方法は何でも構わないと思います。
でも、それは、なるべく早い方がいいです。
悩んでいる時間が長ければ長いほど、お化粧やおめかしを目いっぱい楽しめる時間が減る、と私自身の経験から思っています。